製造業とユーザーをつなぐファクトリープロジェクト
平成19年度 東京都ものづくり新集積形成事業支援対象グループ

ナカツー

10.二次元の板材を立体化する

10.二次元の板材を立体化する

ナカツーではタレットパンチやレーザー加工機による切り抜き、ベンダーによる曲げ加工、溶接によって一枚の板材から様々な製品を製作しています.

折り紙の様に厚みが無視できる場合とは異なり、実際の板材を立体にくみ上げる為には、材厚や加工順序を加味した展開図の作成・余長や角度を考慮した曲加工・熱によるゆがみを計測しながらの溶接等の様々な気配りが必要です.

これまで板金加工は、普通鋼板に加え、軽量化や耐食性の求められる部位にはアルミ、シールド性が求められる部位には銅板、耐食性が求められる部位にはステンレスや耐食鋼板という様に素材を多様化させながらその用途を拡大してきました.この様な用途の広がりは、機械化・自動化による効率化・精密化 と 素材の特性を見極めた設計・加工の各段階での配慮に支えられていることが印象的でした。

ナカツーは、同じヴィジョンを持つ異業種企業の連携プロジェクト「一括受注ジャパン」にも参画しています.

[写真:松野勉・原田一朗/FPJ、文責:原田一朗/FPJ]

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