製造業とユーザーをつなぐファクトリープロジェクト
平成19年度 東京都ものづくり新集積形成事業支援対象グループ

ヒノキ工芸

ヒノキ工芸

ヒノキ工芸

木製のテーブルや椅子は、無垢材、集成材や突板(天然木などの木目を活かし薄くスライスしたもの)が貼られた化粧合板から製作されています。インテリアの木製の床、壁、天井材についても同じで、それらの材料を用途や意匠によって、使い分けられています。

株式会社ヒノキ工芸(埼玉県さいたま市岩槻区、以下「ヒノキ工芸」)は、1977年に戸澤忠蔵氏により設立され、特注家具とインテリア化粧材の製作を中心に、高級家具メーカーの家具、また宮内庁や官公庁、高級ホテルや旅館、電車の内装までを幅広く手掛けています。「木の素材であればどんなものでもつくります」という姿勢で、新しい仕事に対しても意欲的であり、その領域の広さは技術力の証でもあります。

ヒノキ工芸のすばらしさは技術だけではありません。それは材料の収集量で、よいものを見つけると未来のお客様のためにと考え、ストックしています。収集された木材料は多種にわたり、丸太から5~10cmの厚さにスライスされた木材や、角棒状の木材、そして突板と、それらは出番を待ちながら幾つもある保管倉庫に保管されています。

材料から製作・仕上げまで、係わるもの全てにこだわりをもつ「ヒノキ工芸」をレポートします。

そのほかのプロジェクト