05:サンダー掛け(ワイドサンダー)
材料を必要な寸法に削り出しものを、ワイドサンダーに通し、ナイフマーク(切削時の刃物の跡)を均一にとり、表面をきめ細かい平滑面とします。こうすることで、塗装ののりも良くなります。
ワイドサンダーは、輪になったベルト状のサンドペーパーを高速で循環させる機械です。 0.1mmからの研磨が可能とのことでした。木材は材料特性として収縮が大きく、反りなどもあるので、0.1mmの精度での寸法の捉え方に驚きました。 この段階を経た後に、家具の部位や形状に合せて加工が行われます。
またサンダー掛けは一般的に無垢や集成材の仕上げ面にかけるものと思っていましたが、突板の貼られた化粧合板の裏面にもワイドザンダーを掛けているとのことで、仕上げのためだけでなく、出きるだけ均一な厚さの材料にするという、木製家具製作の上での精度へのこだわりを感じます。
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