製造業とユーザーをつなぐファクトリープロジェクト
平成19年度 東京都ものづくり新集積形成事業支援対象グループ

小池製作所

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切削加工とは、材料ないし刃物を回転させながら、刃物によって金属等の素材表面をはぎ取る様にして削る加工法の総称です.切削加工を行う工作機械には、製品の形状により、旋盤・フライスなどいくつかの種類があります.切削加工そのものは戦前より様々な分野で使われてきましたが、1980年中盤以降、切削用工具の刃先の動作を数値入力で指示し、その情報をもとに工作機械に内蔵されたサーボモーターによって、工具や素材を動かしながら加工する「NC加工機」が普及し始めました.NC加工機により、同じ形状の加工物を複数、効率良く製作したり、従来、きわめて高度な職人技でしか製作できなかった複雑な造形物をそれまでより安価に、また、高い精度で製作することが可能になりました.

小池製作所(川崎市中原区)は、創業者である小池輝洋氏によって、1975年に設立された金属加工工場です.小池氏は15歳の時に上京し、東京都港区白金の金属加工工場に就職し、NC制御ではない汎用の工作機械を用いた金属加工や研磨などの仕事にかかわっていました.その後、30歳に独立、小池製作所を立ち上げて以来すでに半世紀近く金属加工にかかわっています.今回はこの工場にお邪魔し、創業からこれまでの歩みを伺うとともに、ITを活用した小さな工場の新しい取り組みについてレポートします.


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