製造業とユーザーをつなぐファクトリープロジェクト
平成19年度 東京都ものづくり新集積形成事業支援対象グループ

小池製作所

03.工場の歴史

03.工場の歴史

開業当初の小池製作所は、当時神奈川県内で隆盛を極めた電気機器会社の為に、その製造ラインで製品の組み立ての為に使われる治工具を製作する仕事が主業でした.後に、手仕事に近い業態で汎用機を使った製品製作から、数の需要を満たすため、NCフライス盤などを設備して来ました.所狭しと並んだ工作機械はそのまま工場の歴史を物語っています

(写真左上)写真奥は汎用小型旋盤.治工具の軸部の削りだしに用いる.写真手前は材料の切断や溝加工等に用いられる横フライス盤.家庭用100Vで駆動します(現在は三相200Vでの駆動が一般的です).
(写真左下)独立前に小池さんがご自宅で内職をする為に購入したボール盤.今でも孔あけやタップたて(ネジ切)に活用されています.
(写真右上)初期のNCフライス盤.小池製作所がNCフライス盤を導入したのは1986年、同業他社に比べても大変早い時期だったとのこと.当時の価格は1200万円、現在のMC機と比較しても大変高価であったことが分かります.普及間もない時期だったので、操作は独学されたとのこと.
(写真右下)現在の工場が以前金型製作工場として使われていた頃の名残り.天井には今も重量物を搬出入するためのクレーンのレールが残されています.

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