05.加工の流れ(角出し)
まず、大事になるのは材料の「角だし」です.マシニングセンターは大変精度高く製品を切削加工することが可能ですが、その前提となるのは、セットされる材料の精度です.手早く、正確な作業が必要になる角だしの工程は熟練工であるお父さんが行っています.
(写真左上)前項でも紹介したバンドソーで切り出されたアルミ地金.合金 には様々な種類があり、用途により使い分けるとのこと. (写真右上)材料をNCフライス盤にセットしたところ.チャックと呼ばれる 鉄製のマウントにアルミ板から製作した当て板を挿みこの上に 材料を載せています. (写真左下)面同士の平行・垂直を気にしながら各面を順番に削ります. (写真右下)加工が終わると都度採寸をします.製品の仕上がり寸法に対し 0.2ミリだけ大きめの寸法で仕上げておきます.
この写真では一ケのブロックの角だしをしていますが、まとまった数量の部品製作の為に、複数のブロックを一度に加工することも多いとのこと.幾度となく同様の仕事をしてきた無駄の無い動きが効率化につながる様です.
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