01.町の中の工場

川崎市中原区の住宅地の中、小学校の通学路にもなっている少し大きな道に面した木造家屋が小池製作所の工場です．写真のドアが工場の入り口、向かって右側の窓の後ろに事務所があります．シャッターは機器の搬入用のもので普段は閉めたまま、この建物の内部に所狭しと工作機械が設置されています．

今ではみかけることの少なくなった風景ですが、当時は小池製作所の周囲にはこうした小さな工場が沢山あったとのこと．当初、前職の金属加工工場に勤務の傍ら、玄関先の1坪程のスペースでボール盤を使い金属の孔あけ加工等を請負いはじめた小池さんが、たまたま見つけたのがこの木造家屋．以前は金型製作を行っていたこの貸工場を借り受けて、現在も仕事場として使用しています．

工場の中を覗き込むと忙しく働く小池さんの姿や、金属を加工する音が聞こえてきます．小学校に通う児童が登下校の際、挨拶をしてくれます．

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