06.加工の流れ(マシニング加工)
前項の角出しの済んだ材料は、マシニングセンターで切削加工されます.
(写真左上)マシニングセンターの操作盤.この操作盤から加工する製品の 形状、作業順序を直接入力して加工を始める場合と、パソコン 上で製品の図面データに編集を加え加工用データを製作し加工 に使用する場合があります. (写真右上)工作機の全景.上に写っている円筒状の部位には複数の刃物を セットすることができます.加工する製品の形状にあわせ、予 めセットした刃物を使い分けることで、複数の汎用機で行って いた加工に一台の工作機械で対応できるのがマシニングセンタ ーの特徴です. (写真左下)切削加工の様子.切削油と呼ばれる油を勢い良くかけながらア ルミを削っていきます.近年は安全面の配慮もあり、切削の際 の刃物や素材の保護の為に、水性の切削油を使うのが一般化し つつありますが、油性の方が奇麗な切削面が得られるとの事. (写真右下)ポケット加工、タップ立てのおわった製品.この加工に要した 時間は約20分でした.刃物が移動しながら切削する為、ポケッ トの底には刃物の軌跡が見え、また入隅がRになっています.
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