11:この工場で造られているもの(完成品)
多くのオーダーに対応し、また独創的なオリジナルの家具も造っているヒノキ工芸なので、本当にごく一部なのですが、取材時に見せていただいた完成品をご紹介します。
写真左上、ある高級旅館の床材として造られたもので、12oクリ材に共材をクロス貼りし、その下に合板を裏打ちしてパネル状にしています。仕上げはうずくリの上、黒色のウレタン塗装をかけています。
写真右上、限定で販売されている仏壇「monozone mz-1」です。フインランドバーチ積層板材でできていて、黒漆塗りと内部段状の木口に本金箔押しを施しています。(企画・販売 株式会社スペースメニューラボ)
写真左下、打合せスペース脇にある4mの長いカウンターは、天板がヒノキの1枚板で、その下の縦格子も共材ででき、スライドさせて動かすことができるようになっています。
写真右下、ヒノキ工芸のオリジナルの家具で、一見、金属フレームと思わせますが、実際はタガヤサンという木でフレームを造り、棚板は桐でつくられています。5分(約15mm)ほどの細いフレームを組む技術と、硬い木と柔らかい木の組み合わせが絶妙です。
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