02.パターン設計
ガラエポの処理に先立ち、基板のパターン設計が行われる。クライアントからいただいた回路図をもとに、CAD上で実際の配線等を描いていく作業だ。
美山技研では、試作基板を中心としているため、最終的な用途を明らかにされることなく製造を行うことが多いという。分野としては医療・産業機械・自動車産業など。
アートワークと呼ばれるこのプロセスでは、配線、部品実装のための穴位置、電子部品の配置、文字記号印刷部など、複数の要素が異なる色・レイヤーで表示される。
ガラエポ基板のワークサイズは400mm x 500mm程度なので、その中で複数個の基板をレイアウト=面付けしていくことになる。
設計された基板パターンは、ガーバーデータと呼ばれるデータ形式を経て、透明なフィルムに印刷される。黒く印刷されたところは基板上で銅箔を残したい部分。
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