製造業とユーザーをつなぐファクトリープロジェクト
平成19年度 東京都ものづくり新集積形成事業支援対象グループ

REVOX

01.ランプ(素子)とモジュール(基板)

01.ランプ(素子)とモジュール(基板)

LEDの照明器具への応用を考える際、まず、その発光の仕組みが白熱球や蛍光灯と大きく異なることを理解する必要があります.

従来の光源と異なりLEDは微細な半導体チップを樹脂に封入した素子(ランプ)の形で販売されています.白色LEDの場合、ランプには一方向の電流(順電流)・3.5V程度の定電圧下でのみ発光するという特徴がある為、そのまま一般家庭の交流100Vの電気設備につないでも光らせることができません.また、現状ではランプ一つあたりの明るさは蛍光灯には及びません.

このため照明器具には、必要な明るさや扱い易い電圧値に応じた数量のランプを電子基板の上に配置し、電流値を一定させる為の抵抗等とともに一体化した「モジュール」と呼ばれる装置が使われています.このモジュールと電圧・電流のコントロールされた専用電源とを組み合わせることではじめて、家庭用電源でLEDを光らせる事が可能になります.

写真はREVOXで製造しているLEDモジュール用の電子基板.ライン型のものや円形のものがあり、設置場所・用途にあわせて選択することができます.また、モジュールをコントローラーを組み合わせることで、複数のモジュールを同時に発光させたり、調光・点滅させたりすることが可能になります.

次頁 >>

そのほかのプロジェクト