02.アートワーク
モジュールの製作は、回路図の作図・アートワーク・基板の試作・基板の量産・基板へのLEDの実装という流れで進みます.
写真左上:回路図の作図の様子.専用CADを用いて電子部品の関係を作図し ていきます. 写真右上:回路図の作図が終わるとそれぞれの電子部品を実際の形状に変換 します.これをアヤトリの様に基板上におおまかに配置します. 写真左下:基板上の電流値(計算値)に応じ配線幅を加味しながら電子部品 相互の位置関係を調整していきます. 写真右下:完成したアートワーク.アートワークは基板製作用の加工データ (ガーバーデータ)に変換され、試作や量産に利用されます.
アートワークでは、量産時に大判から効率よく基板をとることが出来る様、基板メーカーの設備の製作寸法にあわせ基板一枚あたりの大きさを決めるのが大事とのこと.こうして大きさを決めた基板の上に部品の発熱や電流値を見合う配線の幅を考慮しながら電子部品を配置していきます.基板の小型化が求められる場合には多層基板を用いる事も多い為、一枚の基板の為のアートワークは数階建ての建築物の各階平面図の様にも見えます.
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