製造業とユーザーをつなぐファクトリープロジェクト
平成19年度 東京都ものづくり新集積形成事業支援対象グループ

ライミックス 

06_アルカリの池

06_アルカリの池

次は、生石灰を水と混和する工程。

この過程で酸化カルシウム(CaO)は水(H2O)と反応し、水酸化カルシウム(Ca(OH)2)となる。「消化」と呼ばれるこの反応を経て析出した水酸化カルシウムは通称「消石灰」と呼ばれているが、一般に消石灰として生産される物は粉体であり、漆喰もこの粉体消石灰をベースに配合される物が主流である。しかし、中にはペースト状の消石灰を使った練り漆喰と呼ばれる製品もある。

写真は軽質炭酸カルシウムを作るための消石灰クリームの工程である。水と混ぜられた白い粉はどろどろのペースト状になり、細い水路を流れていく。覗き込むと石灰によってアルカリ性になった水の、鮮やかな水色が目に飛び込んでくる。壁は長年蓄積した消石灰で覆われており、すべてのエッジが白くとろとろに覆いつくされている。

<< 前頁次頁 >>

そのほかのプロジェクト