07.液状プラスチック+RPのシナジー
二つのコア技術のシナジー効果は、独自の3D造形技術にとどまらない。
高速RP+液状プラスチックで製作した造形物を元型にして、シリコンで型を取る。シリコン型に液状プラスチックを流し、真空釜の中で脱泡しながら成形すると、液状プラスチックの配合特性により様々な性能を持つ試作品ができる。この手法によれば、高コストの金型を用いることなく、シリコン型のライフ10から20個といった少量の部品製作が比較的安価にできることになる。
さらに、液状プラスチック技術の一環でエポキシ樹脂に金属フィラーを混ぜたメタルエポキシを製造できる。これをシリコン型の代わりの簡易金型として用いることで、20個から数百個までの生産をカバーすることができる。
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