製造業とユーザーをつなぐファクトリープロジェクト
平成19年度 東京都ものづくり新集積形成事業支援対象グループ

栄鋳造所

02.ファーストスケッチ

02.ファーストスケッチ

多くの人が使うもの、毎日使うもの。
調理器具はどうだろう。アルミの調理道具といえば、鍋、もしくはフライパンである。アルミのフライパンは熱の通りがよいので、イタリア料理のソースづくりなどには欠かせない。軽量で扱いやすい。しかし、世に出回っている多くのアルミフライパンは、持ち手と鍋部分が別のパーツで接合部の形状も複雑。長く使っていると汚れがたまりやすい。

ならば、鋳造で一体成形にしたらよいのではないか。取っ手と鍋の取り付き部分を、灰皿のようにシームレスな連続した形状にすれば、洗浄もしやすく、形もきれいになる。鋳造ならば、各部分の厚さも自由に設定できる。鍋の縁は比較的薄め、鍋底は厚めに、といったこともできる。

市販品の価格相場などをチェックし、付加価値を加味した価格設定などを横目でにらみつつ、加工が複雑にならないように、スケッチを進めた。

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