製造業とユーザーをつなぐファクトリープロジェクト
平成19年度 東京都ものづくり新集積形成事業支援対象グループ

栄鋳造所

07.鋳造品の二次加工

07.鋳造品の二次加工

脱型された鋳造品は、まず洗浄により表面に付着した砂を除去しバリ取りなどが行われ、こののち旋盤やNC加工機の並ぶ二次加工のラインで様々な機械加工を施されます.

写真は二次加工された製品を拡大したところ.色が濃い部分は熱処理により変色した部分です.熱処理は注型品の歪みの矯正・鋳物特有の冷却時の残留応力の除去・表面硬度を高める等の目的の為に行われます.輝いて見える部分は切削加工による仕上がり面.工業用部品等で異素材との勘合等の為に寸法精度が特に厳しく求められる部分には、この様な機械切削加工を施します.

二次加工は協力会社に外注するメーカーもある中、栄鋳造所ではこの様な機械加工も社内で行っています.鋳造-加工-仕上げ処理の内製率を高めることにより、鋳造時の欠損部の補修等が迅速化でき納期の短縮や顧客の要望に柔軟に対応することが可能になるとのこと.

この様にして製作された二次加工品は、必要に応じ協力会社によってアルマイト処理や焼付塗装等の表面処理をされた上で、納入先に出荷されます.

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