03.打合せ
スケッチを元に、八王子IJJの皆さんと意見交換を重ねた。
テフロン加工しなくてよいのか、持ち手に樹脂を付けなくてよいのか、など、技術的に性能を付加する方向の意見が出た。一方、鍋裏に記念文字などを刻印すれば贈り物や記念品として使っていただけるのではないか?サイズのバリエーションやテーブルウェアの周辺器具とシリーズ化していくと販売面でも魅力がアップするのでは?といった、広い視点のご意見もあった。
市販品にみられるテフロン加工は、たしかに焦げ付きにくい。持ち手がアルミだと鍋の熱を伝えて熱くなり、鍋つかみが必要になる。しかし、テフロン加工や樹脂の持ち手は、使い方によって劣化してきてしまい、コーティングの耐用年数がフライパン自体の寿命を決めてしまうケースが多い。記念品として世に出すとすれば、長く使っていただきたい。そのような議論から、経年劣化する異種素材は用いない方針とした。
ほぼ方向性が確認できた段階で、スケッチをCADで図面化する。
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